放浪窯 遠島ぴりか焼 page.01-0012
内容更新日:2016.01.31.
レイアウト更新日:2023.06.25.


「ぴりか焼」について

 私の生まれた北海道には独自の文化、アイヌ文化があります。しかし残念ながら、器に関しては木が主体の文化であったため、やきものはほとんど発展せずに今日に至っています。そこで、日本古来からの文化であるやきものとアイヌ文化である木彫り紋様が歩み寄って、新しい文化が産まれても良いのではと考え出したのが「ぴりか焼」です。「ピリカ」とはアイヌ語で「美しい」という意味です。ぴりか焼をきっかけに、やきものの世界の人々とアイヌ文化の世界の人々の間の交流があたたかいものになってほしいと願っています。なお、普通アイヌ語を文字に書き表す時はカタカナを使いますが、このような願いをこめてひらがなで「ぴりか焼」としました。
「ぴりか焼」の歩み

 1992年夏    北海道網走の北路窯の高橋夫妻に陶芸の世界に入ることを奨め
            られる。この時、やきものにアイヌ紋様を彫るという発想を持つ。
 1993年 4月  北海道網走、美幌窯に入門。
 1995年 7月  岩手県野田村にて放浪窯を開業。
 1996年      アイヌ紋様を彫った作品に初挑戦。
 1998年 6月  2000年8月まで美幌窯に職人として在籍。この間、アイヌ紋様や
            木彫りの学習を進める。
 1999年      阿寒町アイヌコタンにて、アイウシ紋フリーカップの販売を開始。
 2000年 4月  北海道平取町二風谷にて、木彫り職人との共同製作を行い、
            単独製作分も含めて「ぴりか焼」として発表。
 2000年 8月  岩手県久慈市山根町端神に放浪窯を移す。「遠島ぴりか焼」を
            スタート。養豚場に勤務しながら作陶を続ける。
 2001年 6月  端神の放浪窯としての初窯に成功。
 2002年 2月  養豚場をやめ、陶芸に専念。窯の再築に取りかかる。
 2002年 6月  端神2号窯を完成。
 2003年11月  展覧会初出品。


「ぴりか焼」の名前について

放浪窯への連絡について



製作販売中の作品
   

 
ビール・カップ

   
フリー・カップ

   

 
ゆのみ

 
めしわん、どんぶり

 

 
コーヒーカップ、小皿

 
花器

 
ペン立て

 
徳利 , ぐい呑み


各種プレート


菓子鉢




2003年岩手工芸美術展 出品作品


「融合と調和」



過去の作品

「ぴりか焼」作品 北海道の木彫り職人との協同製作による作品。

水車まつり 端神・桂の水車広場で毎月一回行なわれる「くるま市」、年二回行なわれる
        「水車まつり」の様子。

2007年 4月 1日発 端神水車まつり
2007年11月 4日発 端神水車まつり
2011年12月 4日発 端神水車まつり

築窯日記 旧窯取り壊しと新窯製作の記録。

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